2011年11月21日

「学生政策提案フォーラム」でコミュニティ政策学科平ゼミグループが「優秀賞」受賞!

11月20日(日)に生涯学習総合センターで開催された「学生政策提案フォーラムinさいたま」で、聖学院大学の学生5グループが政策提案しました。

12大学、18グループが参加。その中から聖学院大学コミュニティ政策学科平ゼミ、「花盛り(はなざかり)」グループ(コミュニティ政策学科3年岩井亮太くん 他)が、埼玉県立大学、日本大学とともに「優秀賞」を受賞しました。

受賞した「花盛り」グループの発表テーマは「さいたま市空き地・休耕地活事業」。
『空き地や休耕地に景観賞物を植え、活用しようと考える。空き地の利用として、コミュニティガーデンが適している。』といった内容の発表でした。


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発表する学生


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清水さいたま市長より賞状を受け取る学生たち




>>「学生政策提案フォーラムinさいたま」の詳細はこちら

>>発表プログラム(内容)はこちら (PDF)

>>この事について書いたブログ(On-line Information)はこちら
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2011年03月02日

【模擬講義】市民と公務員、2つの力で支えるコミュニティ(平 修久 先生 )

まちを良くしたい、それが公務員の原動力

公務員は、利潤追求や儲けを考えずにできる職業です。あなたがまちを良くしたい、市民のために働きたいという思いがあれば、非常にやりがいのある仕事であると言えます。しかし実際は、理想と現実の板ばさみで厳しい部分も多くあります。

 例えば、生活保護では「助けたい」という願いと、予算という現実がぶつかってしまいます。多様な市民の声を聞くことと、出来ないことを分かってもらうことのどちらも大切なのです。コミュニティ(地域社会)を充実したものにするためには、いかにより良い人間関係を作るかがポイントになってきます。トップに立つ市長、そして公務員、そこに暮らす市民にとって良い関係性を築くためには、発想力も大切になってきます。

 市政には、政策の工夫が大切です。例えば荒川区では、GAH(Gross Arakawa Happiness)という、幸福を最高の目的とした政策が行われています。市民を幸せにするために実現したい活動が出来ることこそ、公務員の醍醐味なのです。


コミュニティ 画像.gif


まちのことは失敗から学べ

 公務員には、物事の関係やつながりに対する意識が欠かせません。そのため、まずは自分の行動が社会に及ぼす影響を知る必要があります。地域で実際に活動することで、異世代の交流や大人に接する機会を得ます。そこでの「気づき」の体験が、考える力にもつながっていくのです。

 例えば、あなたは正しい掃除の仕方を知っていますか。掃除はしたことがあっても、それが正しいと言い切ることは出来ないのではないでしょうか。

 人間は経験から多くの物事を学んでいきます。知らずに恥をかくこともあるでしょう。しかし、その失敗から学ぶことこそが大切なのです。そうしないと、自分の世界を小さくし、自分の可能性までも狭めてしまうことになります。コミュニティを学ぶということは、未来の可能性を広げることにつながっているのです。


聖学院大学
政治経済学部 コミュニティー政策学科 教授
平 修久 先生


本年より、コミュニティ政策学科では、「警察官・消防官・一般行政職公務員試験対策プログラム」を開始します。1年次の秋学期から、数的推理、一般知識、文章理解の3科目を正規の講義科目として受講できます。また、3年次の春学期からは大学のキャリアサポートセンター主催の公務員試験マスター講座で基礎から応用までブラッシュアップし、実力を万全のものにすることができます。公務員に必要な講義のほか、自治体職員による「公務員特講」で、自治体の役割、仕事、課題や、全国のユニークな政策も学ぶことができます
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【模擬講義】哲学の凄技(スゴワザ) (谷口 驤齪Y 先生 )

哲学って、役に立つ!

 哲学を知っておくとどんなときに役立つのでしょうか? 生きていればだれでも一度や二度は人生上の困難な壁にぶち当たるはず。

 そんなとき哲学が役に立つのです。どうにもならなくなった状況、壁の前にたたずむしかないような状況から抜け出すには、直面する状況や現実を違う角度からとらえ直して自分の考え方を変え、それを行動に反映させることが必要です。

 哲学のものの見方・考え方は、そのために役に立ちます。なぜなら、「哲学する」ということは、「自分とは異なる考えを持つ他者と対話する」ということであって、それは同時に自分を他者の視座(視点)、さらにはもっと距離を置いた視座に置き、そこから自分を振り返ることで、視野を広げてくれるからです。そして視野が広がると行動の射程も広がります。

対話2 画像.gif

他者との対話のためには、まず自分との対話が必要

 「相手は自分をどう理解しているのだろうか」、「相手とのやり取りを第三者はどうみなすのだろうか」などと考えられるのは、人間だけの特技です。それは、私たち人間が「人と人との関係のなかで、どう生きるべきか」という実際的な問題と格闘していくために、とても必要で有効なものです。

 NLP(神経(Neuro)言語(Linguistic)プログラミング(Programming))と呼ばれる研究分野には、このような“”を洗練させた「三重記述」というテクニックがあります。「自分自身の立場」 「相手の立場」「その双方を評価する審判や観察者の立場」の一人三役をこなし、それぞれの立場の視座から、気づきを得るテクニックです。専門的には、「知覚ポジショニング」などとも表現されます。哲学には、欠かせない思考のメソッド(方法)です。

このような思考を身につけているということは、自分自身の視座を自然に、しかも瞬時に切り替え、相手や第三者の立場に立って、そこから自分を振り返り、理解の範囲を広げる能力を発揮できるということなのです。もちろん、この能力は生きていく上でいろいろなことに応用が利きます。


聖学院大学
政治経済学部 コミュニティ政策学科 教授
谷口 驤齪Y 先生


高校で接した「哲学」では、世界史などに登場する、賢人の名前や業績を学んだと思います。「哲学」と聞くと、すごく難しい学問かと思うかもしれません。哲学は、理工系のように、物質など、「モノ」を研究対象とする分野ではなく、“よりよく生きる”という課題に真正面から向かい合う知的な営みです。さまざまな専門分野で当たり前とされている価値観や、世界の在り方や、人々が生きるために直面するいろいろな問題や悩みについての知識や考え方を整理統合して、世の中のために役立てることも「哲学」の役割です。





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【模擬講義】哲学って、現実的!? (谷口 驤齪Y 先生 )

現実の観察こそ、知識の始まり

哲学は、単なる観念の集まりではありません。世界や自己や他者についてのまとまりのある考えや知識を批判的に探究します。言い換えると、哲学は、生の現実を言語を介してとらえることから始まっているのです。特に、人間同士の間に成立する考えや知識は、言語によるやり取りに依存します。

 ところが、人間同士のコミュニケーションの実に70%以上は、目の動きに代表される顔の表情、身振り、声色など、言語以外の非言語の部分が占めていると言われています。特に、会話や対話の場面では、相手の表情や仕草も含めて、すべてが自分に向けて発信されている情報になります。ですから、相手とのやり取りの中で一番大切なことは、相手をよく観察することなのです。

調べる 対話 画像.gif

目の動きから心の動きが読み取れる?

 哲学には、知覚と心とコミュニケーションの関係を研究する分野があります。例えば、目の動き(眼球動作)と心の動きの間には一定のパターンがあることがわかっています。

 質問者と対面した会話(質問)の中で、回答者の目の動き(視線の先)を、回答者の左側(記憶)か右側への動作(構築)、斜め上(視覚)か斜め下(触覚)への動作、左右水平の動作(聴覚)からなる6通りの方向に分類します。

 左斜め上を見る場合は、過去に体験した記憶を視覚的に呼び起こす眼球動作であり、右斜め上を見る場合は、イメージを視覚的に構築する(作り上げる)眼球動作です。嘘を言っているときの相手の目は右斜め上を一瞬向くことが多いのです。さらに、右斜め下に視線を落とした場合は、過去に体験した身体の運動感覚や触感を呼び起こし、左斜め下の場合は、心の中で独り言など内的対話を行っていることがわかります。

 例えば、私が学生に遅刻の理由を質問したときに、その学生の視線が左斜め下に行き、すぐに右斜め上に行くようであれば、「“やばい、うまく言い訳しなきゃ”なんて心でつぶやいてから、話を構築している(作っている)な」、と推測することができます。



聖学院大学
政治経済学部 コミュニティ政策学科 教授
谷口 驤齪Y 先生


 高校で接した「哲学」では、世界史などに登場する、賢人の名前や業績を学んだと思います。「哲学」と聞くと、すごく難しい学問かと思うかもしれません。哲学は、理工系のように、物質など、「モノ」を研究対象とする分野ではなく、“よりよく生きる”という課題に真正面から向かい合う知的な営みです。さまざまな専門分野で当たり前とされている価値観や、世界の在り方や、人々が生きるために直面するいろいろな問題や悩みについての知識や考え方を整理統合して、世の中のために役立てることも「哲学」の役割です。
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【模擬講義】哲学をコミュニケーションに役立てる(谷口 驤齪Y 先生 )

ご注文は、以上でよろしいでしょうか?

 最近、高校生に人気の高いアルバイトは、ファミレス、ファストフード、コンビニなど、お客さんと接する機会が多い業種が、上位を占めているそうです。あなたも、ファミレスなど、お客さんに接するアルバイトをした経験がありませんか? 

 店員が注文を受ける際に「ご注文は〜でよろしいでしょうか?」と、注文内容を確認しますが、それはどのコミュニケーションにとっても有効な方法だと思います。しかし、せっかくアルバイトで身に付けたこの方法を、アルバイトを辞めた次の日にはケロリと忘れてしまい、実際の生活場面で使わなくなるのは、とてももったいないことです。

ノート 画像.gif


地図は、現地にあらず
 
 人と人とのコミュニケーション、特に対話や交渉においては、まず相手の発言の「意図」を正しく理解し、次に自分が理解した相手の発言の内容を相手に伝え、そう理解していいか「確認」を取りながら会話を進めれば、お互いに誤解がなく、スムーズなコミュニケーションが図れます。

 意図とは、意識の内容の図のようなものです。哲学では、「人の認識は一致するのか」 、「その一致の基盤は何か」、などといった問題をめぐって激論を交わしてきましたが、この議論自体に一致がないのです。というのも、哲学では同じ語彙がまったく違う意味で用いられることが多く、同じ言語でさえも、意思疎通が困難なのです。

 ある人が持っている現実についての認識や考えは、別の人のものとは異なるのが現実です。比喩を使って言えば、 「どの地図(観念)も、実際の土地(現実)とは異なる」のです。この洞察は、よりよいコミュニケーションに役に立ちます。それには、相手がどんな「地図」を下敷きにして現実をとらえているかを確認することが重要です。

 こちらが相手の「地図」をどう理解しているのかを、こちらの「地図」で言い換えて伝えてあげることに、コミュニケーションの成功の鍵があるのです。




聖学院大学
政治経済学部 コミュニティ政策学科 教授
谷口 驤齪Y 先生

高校で接した「哲学」では、世界史などに登場する、賢人の名前や業績を学んだと思います。「哲学」と聞くと、すごく難しい学問かと思うかもしれません。哲学は、理工系のように、物質など、「モノ」を研究対象とする分野ではなく、“よりよく生きる”という課題に真正面から向かい合う知的な営みです。さまざまな専門分野で当たり前とされている価値観や、世界の在り方や、人々が生きるために直面するいろいろな問題や悩みについての知識や考え方を整理統合して、世の中のために役立てることも「哲学」の役割です。
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2010年10月12日

会津坂下町 ゼミ合宿報告記 Part3(完)

コミュ二ティ政策学科 川添美央子准教授のゼミに所属している学生から、今年の夏に行われたゼミ合宿報告のPart3(完)です。


Part1はこちらから
part2はこちらから


2日目の夜は、現地の方々に教えていただきながら、会津の郷土料理作りに挑戦し、その後我々が作ったものを町の皆さんと一緒にいただきながら懇親会を行いました。懇親会の2次会では、町のグリーンツーリズムを宣伝するためのプレゼンテーションを聞きながら、町の方々と学生達とが入り交じって活発な意見交換を行いました。


★会津の郷土料理


会津の郷土料理では、馬刺しが有名である。会津では馬刺しのことを「桜刺し」という。会津で食べる桜刺しは赤身で、空気にふれるとピンクが赤に変わり、その色から桜肉と呼ばれている。またこづゆは、会津地方で古くから作られてきた代表的な郷土料理である。正月や村祭りなどの祝い日、冠婚葬祭の時に必ず膳につく習わしがある。他にも山菜料理や手打ちそばなど、会津の風土を楽しめる料理が、季節によって様々にあるそうだ。(K・S)


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郷土料理作り体験    



★懇親会二次会のプレゼンテーション


話の内容は、グリーン・ツーリズム促進委員会の会津坂下町内外の広域フィールドの活動内容についてだった。学部は6つある。

1つ目は、芸術学部である。動物や濃婆を形にして物を作る造形学科、絵のデッサンをするデッサン学科、陶磁器を作る陶芸学科、手先を使って鉛筆やざるを作る手仕事学科という4つの学科があるそうだ。

2つ目は、鉄学部である。鉄道写真を撮る鉄道写真学科や、Nゲージを走らせるNゲージ学科とトレーディングカード学科という3つの学科があるという。

3つ目は、里山再生学部である。草刈や間伐を行ったり、林道を作る森づくり学科、環境について教育を行う環境教育学科、森の恵みを活用する森のめぐみ活用学科という3つの学科がある。

4つ目は、会津学部である。農泊、農体験ができる農村体験学科、一枚の写真を説明をする一枚の写真から学科、聞いて書いて実践をする聞き書き実践学科という3つの学科がある。
 
5つ目は、ふるさとの味学部である。食の伝統を承る食の伝承学科と地産地消学科、都市に農村物を流行させる都市農村物流学科という3つの学科がある。
 
6つ目は、農学部である。有機物を農作業で行う有機農業学科、動物を福祉する動物福祉学科、メロンをつくるメロンづくり学科その名のとおり農作業で一汗学科という4つの学科がある。
 
以上が、交流会の話題内容だった。ここで聞いた様々な学部や学科のプログラムを、ぜひ体験してみたいと思った。(K・S君)


翌日は、町役場の方が、会津坂下町の誇るいくつかの文化財見学へと案内して下さいました。
また、古墳の見学ではわずかながら発掘体験もさせていただきました。


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会津坂下町の皆さんとの懇親会



★文化財見学

ゼミ合宿の3日目に会津坂下町にある立木観音堂、上宇内薬師堂、亀ヶ森・鎮守森古墳の3つを見学して、昔のものが現在まで残っていることに感動しました。立木観音堂で、約8.5メートルもある立木観音像、二十八部衆と風神・雷神を見ることができました。木を使って人の手で色々な表情の仏像を彫っているので、昔の人はすごいなと見ていて思いました。


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立木観音にて 


次に見学した上字内薬師堂は、古来、会津五薬師の一尊の西の薬師で、宇内薬師として信仰を集めた古仏で、薬師如来坐像と十二神将立像を見ることができました。薬師如来坐像は、雨風に晒されたため両手、膝などを後に補修されたという説明を管理者の方にしていただいて、聞き入ってしまいました。

最後に亀ヶ森・鎮守森古墳の二つの古墳を見学しました。古墳は初めて見るので最初に見た時は古墳とは分かりませんでした。実際に登ったり、発掘をしたり、掘ったりしているところを見て、改めて古墳のすごさを知ることができました。古墳の周りを掘って、昔の地表や掘り返したところを
特定することができることに驚きました。ほんの一部でしたが会津坂下町の歴史に触れることができました。古い建物など守って後世に残そうという思いを感じました。(関口君)

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古墳発掘体験


こうして、2泊3日という短い期間でしたが、多くの魅力的な方々との出会いに恵まれ、また都会ではできないような珍しい体験が盛り込まれた、非常に充実した合宿を行うことができました。あらためて、素晴らしいプログラムで私達を迎えて下さった会津坂下町の皆さんに、心より御礼申し上げます。(引率教員・川添美央子)
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2010年10月08日

会津坂下町 ゼミ合宿報告記 Part2

コミュ二ティ政策学科 川添美央子准教授のゼミに所属している学生から、今年の夏に行われたゼミ合宿報告のpart2です。

Part1はこちらから 


ゼミ合宿2日目はそれぞれの農泊先で美味しい朝食をいただいた後、午前中は坂本分校にて地元の方々から様々なお話をうかがい、午後は農作業体験を行いました。

★会津坂下町 里山のアトリエ坂本分校にて

里山のアトリエ坂本分校は公開制作をしたい、若者が育つアトリエを作りたい、人々の交流の場になるような場所をつくりたいという願いで、廃校になった坂本分校を再利用し作られた施設です。

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坂本分校入り口

中にはアトリエの若杉さんや管さんが作られた作品や写真が飾られており、ほかにもNゲージ(鉄道模型)の部屋があるなど、とても楽しめる空間になっていました。
このアトリエでの取り組みとして、デッサン会やコンサート、電車から見えるアートを作成する活動などが行われており、地域との交流も積極的に行われていました。

また、近くの里山を手入れしたところ地域の方がアジサイを植えてくれたという話を聞き、私は実際に行動を見せないと地域の方々の気持ちは掴めないのだと感じました。
その里山には分校で作った作品を自然の中で飾りたいと考えているというお話も聞きました。
坂本分校は交通の便はとても良いところに立地していると聞き、地域の方々だけでなく他県から会津若松市に観光に来た方々が気軽に立ち寄れる場所にできると感じました。

普段と違った自然の中でアートに触れることができる場所はとても貴重であると思います。実際に会津を訪れた人が坂本分校に限らず観光ガイドに載っていない、こんな場所があると言うことを知れるようなMAPを作成出来たらと思いました。(美細津さん)

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彫刻家・若林儀子先生による講義


                            
★農作業体験を終えて

私が農業体験で感じたことを書いていきたいと思う。
私たちは畑で五十嵐さんの説明の受けた後、大根の種を畑にまくという作業を行った。その日の私は鼻炎で体調が悪かったので、自分のことで精一杯であまり感想などが浮かばなかったが、それでもいくつか感じたことは、あの広い畑を一人でやっていくのはひどく大変な作業だということだ。

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大根の種蒔き体験

私たちが大根の種をまいたのは一つの畑の三分の二程度だったがそれを、先生含め八人で行っても慣れないせいもあってなかなか大変だった。
この人数でも大変な作業を、より広い範囲で行うのは一人や二人じゃほとんど不可能じゃないかと思った。

たしか分校で金澤さんがいっていたと思うが、「自分の所で作った物を他の人にあげて、その人はそれを労働力やまた自分の所で作った物で返す」。このセリフも考慮して考えると、ここの人々はお互いが助け合わないと生きていくのが難しいのだと思う。
だから、ここの町が人と人との繋がりが深く、また大切にしているのは、あの町特有の気質もあるのだろうが、こういった要素も含んでいるのだろう。

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玉葱の種蒔き体験

私は元々人と関わるのが好きではないので、金澤さんが言っていた「お金で縁を切る」現代社会のほうが性に合っていると思う。
しかし、人と人とが助け合って生きていく社会を三日間過ごして、つまらないと思わず、むしろ楽しいと感じたのが自分の中で意外だった。なので、今回こういった生き方もあるのだと知れたことが一番の収穫だった。(H・M君)
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2010年10月07日

会津坂下 ゼミ合宿報告記Part1


コミュ二ティ政策学科 川添美央子准教授のゼミに所属している学生から、今年の夏に行われたゼミ合宿の報告がとどけられましたので、ご紹介します。


 この夏、コミュニティ政策学科川添ゼミでは、グリーンツーリズムを軸としたまちづくりを実体験すべく、福島県の会津坂下町で2泊3日の合宿を行いました。今日から3回に分けて、合宿の内容を報告してみます。

都内から高速バスに揺られること約3時間半で会津若松に到着し、そこから車で約30分、会津坂下町役場に着きました。そこではまず町役場の皆さんが、町政の概要について説明して下さり、さらに会津坂下町についての楽しいCMも見せて下さいました。互いの挨拶および簡単な質疑応答を済ませたあと、2組に分かれてその夜の農泊先に向かいました。

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町役場にて


★Kome House での農泊体験をして気が付いたこと

このたび、私たちは五十嵐さんという方のお宅で農泊をさせていただきました。五十嵐さんは自ら有機農業に積極的に取り組んでいらっしゃる方です。
また五十嵐さんのお宅はほぼ自給自足に近い生活を送っておられ米、野菜だけではなくヤギ、ニワトリを飼うなどの必要なものは自ら手に入れるという工夫もされています。

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Kome Houseでの朝食
          
そもそも五十嵐さんが自給自足の生活をするようになったのは、結婚前に添加物だらけの食品を食べ続け、体調を崩されたことがきっかけだそうです。
お話を聞いていて、ふだん私たちが何気なく口にしている出来合いのお弁当などは、本当に安全なのか?どこで誰が作ったのか?農薬はどの程度使われているのか?など自分では全くわからないということに気付きました。

いままで私は自分が食べているものの材料に対してほぼ無関心で生きてきました。食べるということは生きるということの基本です。
だから与えられたものをただ受け取るのではなく、五十嵐さんのように自分に必要なものを取捨選択していく必要があると思いました。(岡野さん)



★そばの里での農泊体験

川添ゼミの合宿では農泊体験をしました。
文字通り、合宿先の会津坂下で暮らしている農家に宿泊させて頂いたのですが、所謂民宿に宿泊するのとは少し異なります。
農泊とは、農家に宿泊して、農家の主人を囲んで食事を共にし、その家族の一員として一日を過ごすということだそうです。

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そばの里  

私たち川添ゼミの男子が一泊させていただいたそばの里は、農林漁家民宿おかあさん100選にも選ばれている、藤川さんのお宅です。そばの里はその名の通り蕎麦の花を栽培し、製粉、製麺にいたるまでご自宅でなさっていらっしゃいます。  

そばの里である藤川さん宅におじゃますると、玄関先に、藤川さんのお孫さんがいて、とても元気に走り回っていました。玄関から上がると、東京のマンションに住んでいる私にはあまり見る機会の無い様な、とても長い廊下に驚き、そして私たちが泊めて頂く部屋に着きました。

部屋に入って荷物を降ろす暇もなく、藤川さんのお孫さんが部屋に駆け込んで来て、初めのうちはゼミ生も驚いて戸惑っていましたが、親戚の家の子供の様だと一緒に遊んでいました。

夕食は藤川さんの農場で作られた野菜や、栽培から製麺まですべて自家製のおそばを振る舞って頂きました。藤川さんの手で調理された作物はどれもとても美味しかったのですが、とくに驚いたのは、ゴーヤの炒め物でした。スーパーで売られているゴーヤとは違い、とても瑞々しいのです。東北でも、ゴーヤは栽培できるのですね。並べられた夕食を見て、とても様々な作物を栽培していることが良くわかりました。  

夜には会津坂下の歴史や地酒、蕎麦の特徴や食べごろなどをご主人が詳しくお話しして下さいました。
私たちは夕食でそばの里のお蕎麦の特徴である、つなぎ使わない蕎麦を初めて食べましたが、口当りがなめらかで、それでいて歯ごたえと腰のある蕎麦をとても美味しくいただきました。
しかし、本来このお蕎麦の一番美味しい時期は収穫のある10月から11月だそうで、その時期に打たれるそばは、すべて蕎麦粉でつくってもちぎれない、瑞々しい蕎麦になるそうです。

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会津坂下のそば粉

夕食でも夜の会話でもすべて農泊のポリシー通りご主人を中心に食卓を囲み、様々な話を伺いました。私はこのひとときを、親戚一同が会する新年会の様に感じました。農家の一員として溶け込む農泊体験、五感全てで満喫させて頂きました。(山田君)
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2010年08月11日

社会福祉の授業で、内部障害者の方の話を聞きました

100621_1.JPG 6月21日(月)、コミュニティ政策学科(4限)および児童学科(2限)対象の「社会福祉」の授業で心臓病や腎臓病といった内部障害を抱える方を招いて、講演会が開かれました。この講演会はコミュニティ政策学科・大塚健司客員教授の社会福祉の授業内で行われたもので、「埼玉県腎臓病患者友の会」、「ハート・プラスの会」の二つのNPOの方が講演をしました。

 現在、身体障害者の三割が腎臓病や心疾患を患っている方は、内部障害者と言われています。しかし、見た目だけで障害者とわからないため、社会でその障害が伝わりづらいという問題を抱えています。

腎臓病では、人工透析のために週2〜3回病院に通わなくてはならず、仕事をしたくても就労できない、就労時間が短くなってしまうという現実があります。
また、心疾患を持つ方のなかには重度になると激しい運動ができず、学校での授業や通学にも支障をきたすことがあります。

そういった病気を抱える子どもたちに対して、学校と保護者との間での情報交換や信頼関係が大切になってくると、講演では語られました。


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